CASE STUDY

提供した音楽が使われたYouTube動画の再生データを、自動で集めて可視化する分析プラットフォームの開発事例

概要

音楽関連企業様は、アーティストや企業に音楽を提供しています。提供した音楽は数多くのYouTube動画で使われていますが、どの動画でどれだけ再生され、どの国で視聴されているかをまとめて把握する仕組みがなく、提供の成果を数字で評価することが難しい状態でした。

当社は、YouTubeから再生データを自動で取得し、提供先別・チャンネル別・国別に集計して可視化する分析プラットフォーム「Real-time tracker」を開発しました。営業会社からの紹介をきっかけに、複数社によるコンペを経て選定いただき、要件定義から設計、開発、インフラ構築までを担当して納品しています。

課題

  • 提供した音楽が使われた動画の再生数や視聴された国を、まとめて把握する手段がなかった
  • 提供の成果を数字で評価できず、事業判断に活かせなかった
  • YouTubeからのデータ取得が前提となるため、どこまで実現できるかを開発前に見極める必要があった

実施内容

  • 提案の段階で、YouTubeが外部向けに提供するデータ取得の仕組みを調べて実際に試し、できること・できないことと、リスクへの対応策を提示
  • 画面、表示する項目、グラフを開発前にすべてデザインツール上で書き出し、お客様と完成形を確認
  • 動画の再生数などを自動で取得し、動画・チャンネル・提供先の3段階で、日次・週次・月次に集計する仕組み
  • 提供先、チャンネル、国、期間で絞り込める一覧と、再生数の推移を示すグラフ
  • 日本語を含む多言語での表示

成果

  • 提供した音楽の使用状況を、提供先別・チャンネル別・国別に数字で確かめられる仕組みを納品
  • 開発に入ってからの手戻りはほとんどなく、想定外の問題も起きずに開発を完了
  • 日々増え続ける再生データを前提に、蓄積が進んでも期間を切り替えて推移を追える構成を用意

外部サービスに頼るシステムほど、提案の段階で見極める

外部サービスのデータを使うシステムでは、開発を始めてから「そのデータは取れない」と分かると、計画そのものが崩れます。当社は提案の段階でYouTubeのデータ取得の仕組みを調べて試し、実現できる範囲と、その対応策を提案書に具体的に示しました。コンペで選定いただいた理由も、この具体性です。お客様からは「技術力とプロダクト開発に対する姿勢が決め手だった」との言葉をいただいています。

本事例は、集めるデータ、保存の仕方、見せ方が最初から明確でした。そこで、要件をすべて決めてから開発に進む進め方を選び、週1〜2回のオンライン打ち合わせで要望を整理したうえで、画面と表示内容を書き出して合意してから開発に入っています。やり取りは関係者全員が見られる場で行い、情報が特定の人に閉じない状態を保ちました。実現できるかどうかを提案の段階で確かめ、完成形を開発前に合意しておくことで、開発に入ってからの手戻りを最小限に抑えられます。

弊社の担当領域

  • 提案段階の技術調査
  • 要件定義
  • 画面設計
  • 設計・開発・テスト
  • インフラ構築

お客様情報

会社名

音楽関連企業

事業概要

  • アーティストや企業への音楽の提供

よくあるご質問

YouTubeなど外部サービスのデータを使ったシステムは作れますか? はい。本事例では、提案の段階で取得できるデータと制約を調べて実際に試し、実現できる範囲とリスクへの対応策をお示ししたうえで開発しました。

利用するクラウドを指定できますか? できます。本事例では、Google Cloudの利用がお客様の前提条件でした。その中で、日々増え続ける再生データの集計に適したデータ分析サービスを選んで設計しています。

発注の前に完成イメージを確認できますか? はい。画面、表示する項目、グラフをデザインツール上で書き出し、お客様と確認してから開発に入ります。本事例では、この確認によって開発中の手戻りがほとんど発生しませんでした。

関連情報

  • 外部サービスと連携する分析ツールや業務システムの開発 → システム開発
  • 散らばったデータを集めて、判断に使える形にする仕組みづくり → DX推進支援

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