CASE STUDY

保有するNFTを3Dのパイロンに貼れる「META PYLON」を、技術検証から共に形にした開発事例

概要

当時、NFTは購入しても持っておく以外の使い道が少ないことが課題になっていました。サブカルチャーを題材にしたアート表現を手がけるWoOLTRAKEY株式会社は、ウォレットに持っているNFTを、真っ白な3Dの三角コーン(パイロン)にステッカーとして貼り、自分だけの作品にできるサービスを構想しました。

当社は企画・設計から開発、インフラ構築までを担当し、NFTアートプロジェクト「META PYLON」を共同開発しました。リリース後、3Dのパイロンに画像を貼る仕組みは特許として登録されています。

課題

  • 凹凸のある3Dの曲面に、画像を自然に沿わせて貼る方法が見つかっていなかった
  • 実現方法が見えない技術と、リリースの日程をどう両立させるかが問われた
  • ステッカーを多く貼ると、ブラウザの動作が止まってしまう問題があった

実施内容

  • サービスが成り立つ条件を「NFTを扱えること」「パイロンに正確に貼れること」の2点に絞って定義
  • 約2〜3か月の技術検証を重ね、曲面に画像を沿わせて貼る計算方法を確立
  • 技術検証の部分を他の開発から切り離し、試行錯誤が全体の品質に影響しない構成に
  • 週1〜2回の打ち合わせで、検証の結果と次の方向性をお客様と共有

成果

  • 保有するNFTを3Dのパイロンに貼り、位置や傾き、重なり順をその場で確かめながら編集できるサービスを実現
  • 画像を3Dの物体に貼る技術が、特許第7190785号として登録(権利者はWoOLTRAKEY株式会社)
  • リリース後、一部のステッカーコレクションが完売

答えのない技術課題は、共に進める体制で解く

着手の時点では、3Dの曲面に画像をきれいに貼る方法は見えていませんでした。技術検証は約2〜3か月に及び、日程は当初の予定から大きく遅れました。それでも進め続けられたのは、最初に「品質は妥協せず、日程で調整する」という方針をお客様と共有していたからです。核となる体験ができていない状態で出しても、このサービスの価値は届きません。

前例のない技術に挑むときに必要なのは、仕様どおりに作る体制ではなく、リスクを分かち合いながら一緒に答えを探す体制です。 お客様からも、一緒に実現したいという思いがあったから困難を乗り越えられた、という言葉をいただいています。

弊社の担当領域

  • 企画・設計
  • 3Dの貼り付け技術の検証
  • 開発・テスト
  • インフラ構築

お客様情報

会社名

WoOLTRAKEY株式会社

事業概要

  • アニメ・ゲーム・特撮・音楽などのサブカルチャーを題材に、新しいアート表現を生み出すクリエイティブユニット(東京・渋谷)

よくあるご質問

NFTやブロックチェーンを使ったサービスも依頼できますか? 対応できます。本事例では、ウォレットとの連携、NFTの発行、カスタマイズ結果のブロックチェーンへの記録までを開発しました。

実現できるか分からない技術でも、相談できますか? はい。まず技術検証で実現の見通しを立て、その結果を定期的に共有しながら、進め方をお客様と一緒に決めます。

技術検証が長引いた場合、日程はどう調整しますか? 着手の前に、品質と日程のどちらを優先するかをお客様と決めておきます。本事例では品質を優先し、日程を調整してリリースまで完走しました。

関連情報

  • 3Dやブロックチェーンなど新しい技術を使ったサービス開発 → システム開発
  • 実現できるかを先に確かめる技術検証 → PoC・MVP開発

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