CASE STUDY

自治体が住民に提供する乳幼児・学校健診アプリ「Health Journey」を、使いやすさから作り直したリニューアル事例

概要

リアルワールドデータ株式会社様は、病院の診療情報や健康診断情報の電子化に長く取り組んできた企業です。乳幼児健診と学校健診のアプリをすでに自治体で運用していましたが、ログインの手間や、健診結果が数値の羅列で見づらいといった使い勝手の課題がストア評価にも表れ、自治体への導入提案で説得力を欠く場面がありました。

当社は、健診結果の閲覧と共有の体験を中心に、住民向けアプリ、自治体向けの管理画面、運営者向けの管理画面を一体で作り直しました。子どもの健康情報を扱うため、自治体が住民に安心して案内できるセキュリティ体制もあわせて整えています。

課題

  • ログインが煩雑で、利用者がスムーズに使い始められなかった
  • 大量の健診項目が数値の羅列で表示され、複数回の結果を比べられなかった
  • 使い勝手とストア評価の低さが、自治体への導入拡大の障壁になっていた

実施内容

  • 健診結果をグラフで表示し、成長の変化を時系列で比べられる画面設計
  • 紙の健診結果が電子化される時期が読めないため、定期的な取り込みと利用者の操作に応じた取り込みの両方を用意
  • 祖父母など家族への共有と、自治体ごとにデータを分けて管理できる仕組み
  • iOSとAndroidを一つの仕組みで開発し直し、品質をそろえた

成果

  • リニューアル版を公開し、使い勝手についての評判は良好
  • 住民向けアプリ、自治体向け管理画面、運営者向け管理画面がそろい、導入拡大の基盤が整った
  • 導入自治体と利用者は、リニューアル後も拡大を続けている

住民に届くサービスは、最初から安定した形で出す

自治体を通じて住民に提供するアプリは、画面や機能を変えるたびに自治体から住民への説明が必要になります。頻繁な変更は自治体の負担になるため、本事例では小さく出して直すのではなく、計画的に作り込んでからリリースする進め方を選びました。

関係者は5〜6人と多く、言葉だけで全員の理解をそろえるのは困難でした。そこで開発に入る前に、健診項目の並べ方や画面の構成をデザインツールで描き、操作できる試作品で確かめてから実装に進みました。外部のシステムが絡むデータの取り込みも、紙の結果が電子化されてアプリに表示されるまでの流れを先に整理し、連携の設計を固めています。「出してから直す」が難しいサービスほど、作る前の設計と検証に時間をかけることが、手戻りの少ない開発につながります。 限られた環境での試験運用を経てから公開しています。

弊社の担当領域

  • 情報設計・UX設計
  • デザイン
  • 設計・開発・テスト(モバイルアプリ、管理画面)
  • インフラ構築

お客様情報

会社名

リアルワールドデータ株式会社

事業概要

  • 病院の診療情報や健康診断情報の電子化と、その活用サービスの提供

よくあるご質問

すでに公開中のアプリのリニューアルだけでも依頼できますか? はい。本事例は既存アプリのリニューアルです。いまの課題とストア評価の中身を整理し、使い勝手の改善から着手しました。

健康情報のようなセンシティブなデータを任せても大丈夫ですか? 当社はISMS(情報セキュリティの国際規格)に基づくセキュリティ体制を整えており、本事例でもそれが選定の決め手の一つになりました。認証の仕組みや、自治体ごとにデータを分けて管理する設計も要件定義の段階から組み込んでいます。

自治体向けのサービスでも対応できますか? 対応できます。本事例では自治体向けの管理画面を用意し、住民への説明が必要な変更は計画的にリリースする進め方を取りました。

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