CASE STUDY
卵子凍結保管サービス「GraceBank」の保守運用を引き継ぎ、機能改善を毎週進められる体制を整えた開発事例
概要
株式会社グレイスグループが運営する「GraceBank」は、提携クリニックでの卵子の採取・凍結から、専門施設での長期保管、将来の治療での利用までをまとめて提供するサービスです。大手企業の福利厚生としても導入されています。事業が広がる一方で、追加開発の費用感を自社で判断しにくく、必要な機能の実装が進まない時期が続いていました。
当社は保守運用を引き継ぎました。受け取ったのはソースコードとクラウドの管理情報のみで、設計書はありませんでした。その状態から、調査のたびに記録を残しながら、毎週の改善サイクルを回しています。
課題
- 追加開発の費用が妥当か判断しにくく、必要な機能の実装が進まなかった
- 本来システムで行う業務が手作業になり、データが複数の場所に分散していた
- 個人の医療情報と決済情報を扱うため、高いセキュリティが求められた
実施内容
- ソースコードを読み解き、調査や改修のたびに仕様と手順を文書として蓄積
- 毎週の打ち合わせで優先順位を決め、完了したものから順次リリース
- 利用者・クリニック・保管施設・運営スタッフごとに、見られる情報を分ける権限設計
- 開発メンバー全員が参加するチャットで、状況を常に共有
成果
- 機能改善と機能追加が、継続的に行われる状態に
- システムの外で行っていた業務を、順次プラットフォーム上に集約
- 現実的な費用感で、改善を進められる状態に
途中からでも、安心して任せられる引き継ぎ
開発会社の切り替えで不安になりやすいのが、「設計書がない」「これまでの経緯がわからない」という点です。本事例でも資料はありませんでしたが、全体を一度に把握しようとせず、改修や調査のたびに該当部分を深く調べて記録を残す方法をとりました。引き継ぎの時点で資料がなくても、改修を重ねるほどシステムの理解が蓄積していきます。
引き継ぎのきっかけは、別のプロジェクトでの協業でした。他社との比較検討のうえ、状況を理解する速さ、提案と体制、既存の技術構成が当社の得意分野と重なっていたことを理由に選定いただいています。
弊社の担当領域
- 保守運用
- 機能追加・改善の開発
- インフラ運用
- 仕様・手順の文書化
お客様情報
会社名
株式会社グレイスグループ
事業概要
- 卵子凍結保管サービス「GraceBank」の運営
よくあるご質問
設計書やドキュメントがなくても引き継げますか? はい。本事例も、ソースコードとクラウドの管理情報だけを受け取った状態から始め、調査のたびに文書を整えています。
今の開発会社との契約期間中でも相談できますか? はい。引き継ぐ範囲や時期、事前に受け取るべき情報を整理するところからご相談いただけます。
医療情報のような機密性の高いデータを扱うシステムでも任せられますか? 当社はISMS認証を取得しています。本事例では、利用者の立場ごとにアクセスできる情報を分け、必要な情報だけを扱える設計にしています。
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