CASE STUDY
自分に合った 場所・人・コト が見つかる、仕事場のサブスクリプションプラットフォーム「TeamPlace®」
概要
全国各地のコワーキングスペースやWi-Fiが使えるカフェなどを紹介する情報サイトは数多く存在していますが、利用者が「自分に合った」場所や人を見つけるためには、従来の場所の機能や特徴の情報提供だけではなく、そこに集まる人々のバックグラウンドやコミュニティの特性をも最大限に考慮し、そこへ行けばどんな人がいて、どんなことができるのかのイメージ情報が不足している状況でした。
そこでTeamPlaceでは「自分に合った 場所・人・コト が見つかるSNS」をモットーに運営者の思いや、バックボーン、得意なことをわかりやすく伝えられるように設計しています。
スモールスタートでプラットフォームの開発を開始し、利用者からのフィードバック、利用状況などのデータに基づいて、改善・拡張することで、提供できる価値と体験と高めています。それに伴い、連携するワークプレイスが50ヶ所を超え、ワークスペースの利用者も増え続けています。
課題
仕事をしたい場所がみつからない
価値観の合うコミュニティに出会えない
人との対話で新しい刺激がほしい
実施内容
スモールスタートでプラットフォームの開発を開始
MVPをリリースを、利用者からのフィードバック、利用状況などのデータで、プラットフォーム改善・拡張。現在も継続中
成果
全国750ヶ所以上の有人管理のワークプレイスとの連携
全国140拠点以上のワークプレイスが使えるAnyWhereパスを発表
IT導入補助金2024の対象ツールに認定
弊社の担当領域
要件定義
設計
開発
テスト
運用
お客様情報
会社名
株式会社AnyWherehttps://anywhere.co.jp/
ビジョン
世界中の誰もが、どこでも豊かに働き生きられる社会へ
ミッション
場所・人・コトをつなげる環境と仕組みを提供し、時代に合ったワークスタイルを追究・実現する
事業概要
・人でつながるワークプレイスプラットフォーム、仕事場のパスポート 『TeamPlace』の運営 ・オンライン2Dメタバース 『SpatialChat』を活用したコミュニケーション支援 ・法人・自治体 事業推進伴走支援 『WORK AnyWhere』
プロダクト情報
名前
TeamPlacehttps://team-place.com/
ミッション
企業と個人へ、働く場・つながり・コトの提供
サービス概要
TeamPlace®は、"人" でつながる仕事場のサブスクリプションプラットフォームです。 全国750以上の魅力的なワークプレイス・ヒト・コトをつなげ、情報の可視化・資産化・活用を可能にします。 160ヶ所超のワークプレイスを、スポットやサブスクリプションで利用できる「AnyWhereパス」があります。 場・人・コト・をつなげる顧客関係管理システム 『TeamPlace.CRM』では、場所や人を起点に、日々起こっている事柄を可視化・資産化することが可能です。
企業と個人へワークプレイスの紹介・提供
現地QRコードを活用した、かんたんチェックイン/チェックアウト
スポット・サブスクリプションのパス機能
ワークプレイス、オーナー各種支援 (立ち上げ・運営)
場・人・コトをつなげる顧客関係管理システム『TeamPlace.CRM』
機能一覧表示
コンテンツ管理機能(CMS)
予約機能
スポット決済機能
サブスクリプション機能
求人機能
マッチング機能
レコメンド機能
閲覧履歴機能
地図検索機能
イベント機能
メール配信機能
利用状況分析機能
SNSログイン.
QRコード読み取り機能
チェックイン/チェックアウト機能
ビジョンへの共感から始まったプロジェクト
株式会社AnyWhere 代表取締役 斉藤 晴久 Haruhisa Saito
株式会社wesionaryTEAM 代表取締役 永田 一郎 Ichiro Nagata
斉藤様 2020年くらいに創業して、やりたいことが見えてきた時にコアな開発メンバーが絶対必要だと考えていた時に、偶然永田さんと出会うきっかけがありましたね。色々な開発経験もあり、事業の話しにも共感していただいたので、ぜひいっしょにやりたいと思ったのが最初です。永田さんはTeamPlaceについて聞いて当時どう思いました?
永田 スタートアップや新規事業の話しを聞く機会が多かったのですが、斉藤さんと会ってTeamPlaceのビジョン、場所だけじゃなくコミュニティを作るとか、人と人とのつながりを構築することにすごく共感しました。
斉藤様 それを聞いてすごく嬉しいと思います。コアな部分で共感しあえたから今もいっしょにできていますし、それから半年ちょっとぐらいで開発を進めて、TeamPlaceの初期版が2021年にリリースになりました。そこからずっと二人三脚で、最初は場所の情報だけだったけれど、人のプロフィールを載せたり、イベントや募集の告知情報など、様々な場に関わる情報を可視化する機能をどんどん追加していく中で、事業サイドもそのつながりを作っていくいい循環ができたのかなと思います。
プロジェクトの課題
株式会社AnyWhereは、これまで全国各地のワークプレイスと利用者を繋ぐ役割を果たしてきましたが、新たに「自分に合った場所・人・コトを見つける」というテーマに沿ったサービスの提供を目指していました。その中で、複数の課題が浮き彫りになりました。
まず、利用者が「自分に合った」場所や人を見つけるためには、従来の物理的なワークプレイスの情報提供に加え、利用者のニーズや価値観に応じた精緻なマッチングが求められました。これには、場所の機能や特徴だけでなく、そこに集まる人々のバックグラウンドやコミュニティの特性をも最大限に考慮する必要がありました。
次に、「TeamPlace」は、これまでにない新しい価値を提供することを目指していますが、その実際のニーズがどれほど存在するのかは未知数でした。壮大な構想があるものの、すべてを一度に開発するには多大な時間とコストがかかることを全員で認識していました。慎重に時間とお金を投資しなければ、ニーズとミスマッチが生じた際に、軌道修正ができなくなります。
プロジェクトの進め方
プロジェクトの初期段階において、プラットフォームの壮大なビジョンを実現するために、まずプロダクトの全機能をリストアップしました。チーム全体で何度も議論を重ね、開発工数、ニーズの確実性、そして効果という観点から各機能を評価し、MVP(Minimum Viable Product)を定義しました。MVPの定義は、限られたリソースを最も効果的に活用し、早期に市場でニーズを検証するための重要なステップでした。
次に、Figmaを活用して全画面のワイヤーフレームを作成しました。この図示化の作業は、サービスのコンセプトやアイデアを明確にし、チーム全体でのヒアリングや議論を通じて、プロダクトの解像度を高めました。サービスの方向性や機能が徐々に具体化され、次のフェーズに進むための基盤が構築されました。
その後、同じくFigmaを使用してUIデザインの作業に入りました。優れたユーザー体験(UX)を提供することを目指し、UIの細部にわたり、要素の必要性やそれぞれのつながり、ユーザーの感情や行動を考慮しながら最適化を行いました。ユーザーが直感的に操作できるデザインを追求し、「自分に合った場所・人・コト」を簡単に見つけられるように設計しました。
2021年に最初のバージョンをリリースして以来、ユーザーからのフィードバックと利用データに基づいて継続的に仮説検証を行い、プロダクトを進化させてきました。ニーズに合わせて、機能の削減、改善、拡張を繰り返し行うことで、サービスの価値を向上させてきました。
開発体制においては、長期にわたるプロジェクトの安定性を確保するために、メンバーの役割を定期的にシャッフルしました。これにより、特定のメンバーに依存するリスクを最小限に抑え、チーム全体でのナレッジ共有を促進しました。
また、コミュニケーションを円滑にするため、全ての関係者がSlackに参加し、オープンなコミュニケーションを取ることを方針としました。この方針により、情報の共有がスムーズに行われ、チーム間の情報格差が縮小されるとともに、コミュニケーションのスピードが格段に向上しました。
「TeamPlace」は、高い不確実性を抱えたプロジェクトでありながら、これらのアプローチにより、確実に前進しました。現在では、全国750以上のワークプレイスと数千人以上のユーザーに利用されるサービスに成長しました。
現在も進化を続けています。機能を改善・拡張しながら、内部的も表示速度の向上や技術的負債の対応に取り組んでいます。
今後も、チーム全員が一丸となって、より良いサービスの提供に努めていきます。
技術的特徴
バックエンド開発:Go & Gin:バックエンドはGo言語で実装されており、高速なHTTPウェブフレームワークであるGinを使用しています。これにより、高いパフォーマンスと効率的なリクエスト処理が可能です。
フロントエンド開発:React & Next.js:フロントエンドはReactをベースに、サーバーサイドレンダリングと静的サイト生成が可能なNext.jsを使用しています。これにより、初期表示の高速化とSEOの最適化が実現されています。
コード保守性と全性性:TypeScript:型安全なプログラミングを実現するためにTypeScriptを採用し、コードの可読性と保守性を向上させています。Sonarqube:コード品質とセキュリティの分析にはSonarqubeを導入し、バグや脆弱性の早期発見とコードの健全性を維持しています。
クラウドインフラとスケーラビリティ:GCP/Firebase(サーバーレス):Google Cloud PlatformとFirebaseを活用したサーバーレスアーキテクチャにより、自動スケーリングと高可用性を実現しています。インフラストラクチャの管理負荷を軽減し、リソースの最適化を図っています。
設計・デザイン手法:Atomic Design:UIコンポーネントはAtomic Designの原則に基づいて構築されており、再利用性と一貫性のあるユーザーインターフェースを提供しています。Figma:デザインツールとしてFigmaを使用し、チーム間でのリアルタイムなコラボレーションとプロトタイピングを可能にしています。
利用状況のモニタリングと迅速な問題検知:Sentry:リアルタイムのエラートラッキングとパフォーマンスモニタリングにはSentryを使用し、問題の早期検出と迅速な対応を可能にしています。Google Analytics:ユーザーの行動や利用状況を分析するためにGoogle Analyticsを導入し、サービスの改善と最適化に役立てています。
運用の生産性と高速なデリバリー:GitHub Actions:継続的インテグレーションと継続的デプロイメントはGitHub Actionsで自動化されており、コードの品質保証と迅速なリリースサイクルを実現しています。