CASE STUDY
企業の健康経営を次のレベルへ引き上げる健康支援プラットフォーム「Life Pilot」
概要
企業の健康経営において、従業員の健康管理を経営視点で捉え、実践することは重要ですが、多くの企業が健康管理施策の実施状況の把握や、従業員の健康状態のリアルタイム管理、健康情報の効率的な共有といった課題に直面していました。特に中小企業では、リソース不足により健康経営の施策が後回しになる傾向があり、企業全体のパフォーマンス向上が停滞している状況が見られました。
Life Pilotは、こうした課題を解決するため、従業員一人ひとりが「人生の操縦士」となるためのサポートを提供する健康支援プラットフォームとして開発されました。LINEを活用したパーソナライズドな健康情報配信、自動アンケート機能、専門家相談サービスなど、包括的な機能を通じて、企業の健康経営を次のレベルへ引き上げることを目指しています。
2023年2月にプロジェクトを開始し、同年9月にリリースして以降、導入企業から「効率的で使いやすい」と高い評価を得ており、従業員の健康意識向上と企業の生産性向上に貢献しています。
課題
健康管理施策の実施状況が把握しにくく、進捗の可視化ができていない
従業員の健康状態をリアルタイムで把握できず、迅速な対応が困難
健康情報の共有が手作業で行われており、全体の効率が低下
リソース不足により健康経営の施策が後回しになる
従業員一人ひとりに最適化された健康サポートの提供が難しい
実施内容
企業の健康経営を支援する包括的なプラットフォームの開発
LINEを活用した健康情報配信システムの構築
250以上の健康動画コンテンツの提供
自動アンケート機能(ヘルスリテラシー測定、ストレスチェック等)の実装
専門家相談サービスとの連携
データ可視化による健康施策の効果測定
成果
導入企業から「効率的で使いやすい」と高評価を獲得
LINE活用により開封率70%以上を実現
兵庫ヤクルト販売株式会社など複数企業で導入
従業員の健康意識向上とストレス軽減、睡眠の質向上などの効果を確認
企業の健康経営推進に貢献
弊社の担当領域
要件定義
設計
開発
テスト
運用
お客様情報
会社名
株式会社RASCAL'shttps://rascals.co.jp/
ミッション
挑戦する人を心の底から応援できる社会を創る
ビジョン
スポーツ・フィットネス業界の「眠れる資産」を活用し、アスリートやトレーナーが引退後も社会で活躍できる環境を創造する
事業概要
パーソナルトレーナー・スポーツコーチ向けビジネス支援サービス「GIMMY」の運営
企業向け健康経営支援プラットフォーム「Life Pilot」の運営
元アスリートのスキルシェアサービス「puram」の運営
スポーツ・フィットネス業界のDX化支援
代表取締役
山本 哲史(元競泳選手、2013年起業)
プロダクト情報
名前
Life Pilot(ライフパイロット)https://lp.lifepilot.jp/
ミッション
従業員一人ひとりが人生の操縦士となるためのサポートを提供し、企業の健康経営を次のレベルへ引き上げる
サービス概要
Life Pilot(ライフパイロット)は、健康経営やウェルビーイングを推進する企業様をサポートする健康支援サービスです。身体的、精神的、社会的な健康を包括的にサポートし、データを活用して個々に最適な健康アドバイスを提供します。
従業員の健康管理を企業の成長に繋げるための戦略的アプローチを提供し、特に中小企業におけるリソースの限界を克服し、健康経営を効果的かつ効率的に実践できるよう支援します。
特徴
LINE公式アカウントを活用(専用アプリ不要)
開封率70%以上の高いエンゲージメント
パーソナライズドな健康情報配信
包括的な健康管理機能
データドリブンなアプローチ
機能一覧
自動健康情報配信システム
健康動画コンテンツ管理(250以上)
属性別カスタマイズ配信
LINE連携機能
自動アンケート機能
ヘルスリテラシー測定
ストレスチェック(法令準拠)
育児・介護状況調査
専門家相談予約システム
研修・セミナー申込機能
体力測定管理
からだ年齢算出
管理画面(健康状態リアルタイム確認)
エンゲージメントデータ追跡
レポート生成機能
プロジェクトの課題
株式会社RASCAL'sは、パーソナルトレーナー向けのビジネス支援サービス「GIMMY」の運営を通じて、個人の健康支援に取り組んできましたが、企業における健康経営の重要性も認識していました。しかし、多くの企業が健康経営を推進する上で、複数の課題に直面していることが明らかになりました。
まず、健康管理施策を実施しても、その進捗状況や効果を可視化することが難しく、全体的な把握ができていない状況がありました。従業員の健康状態をリアルタイムで把握する手段がなく、問題が発生してから対応するという後手に回るケースが多く見られました。
次に、健康情報の共有が手作業やメールで行われており、従業員への情報伝達が非効率で、開封率も低いという課題がありました。また、従業員一人ひとりの状況に応じたパーソナライズされた健康サポートを提供することが難しく、画一的な施策になりがちでした。
さらに、特に中小企業においては、健康経営に取り組むためのリソース(人材、時間、予算)が不足しており、施策が後回しになる傾向がありました。専門的な知識を持つ人材も限られており、効果的な健康経営の推進が困難な状況にありました。
こうした課題を解決し、企業が持続可能な形で健康経営を推進できる環境を提供することが、このプロジェクトの目的でした。
プロジェクトの進め方
プロジェクトの初期段階では、企業の健康経営における課題を詳細にヒアリングしました。健康管理施策の実施状況の把握、従業員の健康状態のリアルタイム管理、効率的な健康情報の共有など、現場が直面している具体的な問題を丁寧に収集し、真に必要とされる機能を明確にしました。
次に、最も重要な課題として「従業員へのリーチ」に着目しました。専用アプリを導入しても利用率が低いという問題を解決するため、日常的に利用されているLINEを活用することを決定しました。LINE公式アカウントとの連携により、従業員が新たなアプリをインストールする必要がなく、開封率の向上を実現しました。
健康コンテンツについては、運動、栄養、ストレス、メンタルヘルスなど、幅広いテーマで250以上の短尺動画コンテンツを用意し、従業員が隙間時間に視聴できる設計としました。また、個人の属性や関心に応じてカスタマイズされた情報を配信する仕組みを構築しました。
さらに、企業の管理者が健康施策の効果を測定できるよう、データ可視化機能を実装しました。従業員の健康状態やエンゲージメントデータをリアルタイムで確認できる管理画面を提供し、データドリブンな意思決定をサポートしました。
自動アンケート機能では、ヘルスリテラシー測定やストレスチェック(法令準拠)、育児・介護状況の調査など、企業が必要とする多様な調査を簡単に実施できる仕組みを構築しました。
また、運動、栄養、メンタルヘルスの専門家への相談サービスや、研修・セミナーのコーディネート機能を提供し、企業が専門的な支援を受けられる体制を整えました。
2023年9月のリリース後は、導入企業からのフィードバックをもとに継続的に機能改善を行い、従業員の健康意識向上と企業のパフォーマンス向上に貢献しています。
現在も、企業の健康経営をより効果的に支援するため、他のツールとの連携やAIを活用した機能強化を進めています。
技術的特徴
クラウドインフラとスケーラビリティ:GCP:Google Cloud Platformを活用し、自動スケーリングと高可用性を実現しています。企業の従業員数が増加しても、安定したサービス提供が可能です。
バックエンド開発:Go:バックエンドはGo言語で実装されており、高速で効率的なサーバーサイド処理を実現しています。大量の健康データや配信管理を効率的に処理します。
フロントエンド開発:React & Next.js:フロントエンドはReactをベースに、サーバーサイドレンダリングと静的サイト生成が可能なNext.jsを使用しています。これにより、初期表示の高速化とSEOの最適化が実現されています。
LINE連携:LINE公式アカウントAPIとの連携により、従業員への健康情報配信を効率化しています。専用アプリを必要とせず、日常的に使用されているLINEを通じて情報を届けることで、高い開封率(70%以上)を実現しています。
データ管理とセキュリティ:従業員の健康情報や個人データを安全に管理するため、適切なセキュリティ対策とデータ暗号化を実装しています。法令に準拠したストレスチェック機能も提供しています。
コンテンツ配信システム:250以上の健康動画コンテンツを効率的に管理・配信するシステムを構築し、個人の属性や関心に応じたパーソナライズ配信を実現しています。